No.002 嵐の出会い コマの中での時間経過について。

どうも、コマ割り大好きブログのえいぷらすです。

 

ハンターハンター第二話
ゴンがハンター試験を受けるため、
船に乗る。その船でレオリオとクラピカに出会う話である。

このブログはあらすじや物語の考察をしていくブログではないため
あらすじはこのくらいにしておく。

今回注目する漫画表現は時間の経過、登場人物の動きについてだ。

 

40ページ1コマ目

ゴンに後ろから話しかける船長。
このコマは鳥瞰で描かれている。
しかも、渡り鳥が船長とゴンの間を横切っているのだ。

 

船長「小僧、くじら島から入船したんだったな」

鳥が横切って
ゴンの返事、「うん」

 

このコマに渡り鳥が必要だったのは
ゴンが嵐を予期して集中して船の行く先を見つめているという
集中しているという表現


渡り鳥の会話と船長に投げかけられた質問を
同時に処理している、

という「間」を表現

 

この二つの意味があると考える。

 

皆さんも経験があると思う。
例えば
大人数での会話の中で別の方向から話しかけられること。
料理中に突然話しかけられること。
ドラマや映画を見ているときに、話しかけられ「間」をとってから返事をすること。

 

この「間」を表現しているのではと思う。

このように、漫画の中では
コマの中で時間が経過することがある。

 

吹き出しがあって会話する、当然時間が経過するだろう
と思うだろう。

 

しかし、コマの中にほかの生き物の動き、気配などを入れることで
吹き出しの会話では表現しきれない
時間の経過の表現をしていることがあるのだ。

 

第二話は、まだまだ語るべき点がある。

コマに座るゴン
クラピカレオリオの対立させる立ち位置表現
ページめくりで飛び出すゴン、などなど…

 

一つ一つに創作物としての素晴らしい点が含まれている。


今後は、

表現法やなにを表現しているのかを分類分けして

まとめて記事にしていくのもありかと文章作成中に思った。

このブログの方向性をゆっくり固めていこうと思う。

 

恐るべし。ハンターハンター

 

皆さんもぜひ、ハンターハンター
漫画表現の素晴らしさを知ってほしい。

 

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挿絵制作難航中。

どうも。

コマ割り大好きブログ、

えいぷらすです。

 

早速だが本題。

ブログの挿絵を書きたい。(かけよ。)


著作権に違反せずマンガのコマ割の良さを伝えたい。


しかし、私にはイラストを描くすべがない。
アイパッドがいかれちまってるのだ。

いかれちまってる。本当にかなしい。

 

なのでコマ割り大好きブログは
当面の間、挿絵なし。


皆さんの漫画体験をもとに、
想像しながら、

または片手に漫画を手に取り、

またはスマホで漫画を読みながら、

ブログを読んでほしい。


これからは挿絵を挿入する予定のところに
挿絵作成中と明記しながらブログを書いていく。


また、筆者もスマホで漫画を読みながら
ブログを書いていく。

 

皆さんもスマホで漫画を読むとき、このブログを思い出してほしい。


そして、無限の漫画表現に没頭してほしい。

 

ハンターハンターを全話分、

コマ割りの良さを語っていく


覚悟が決まった。あとはやるだけ。

書くぞ!ブログ!

 

よろしくお願いいたします。

 

漫画のコマを見て興奮する人種。

どうも。コマ割り大好きブログを開設しました。

えいぷらす とお呼びください。

私職業はしがないサラリーマン、趣味はゲーム配信と漫画のつまらない人間でございます。

 

この度ブログを新しく始めさせていただきました。題して、

 

コマ割り大好きブログ

 

漫画好きの、漫画好きのためのブログです。

 

私はオタクです。ですが、幅の狭い視野の狭いオタクです。

漫画はたくさん読んできました(そんなに自信満々な数ではないが)

しかし、生まれは静岡県

今でこそ有名なアニメの聖地ずらしていますが、

それでもどうでしょうこの静岡県。アニメ鎖国すぎやしませんか?

 

2023年に30歳になる歳の人間が幼少期見てたアニメ。キャプテン翼とハイジ。あとキテレツ大百科

そんなアニメ鎖国の静岡に生まれ

ネット黎明期にパソコン嫌いの父親にインターネットとの接続を断たれ、娯楽と言えばゲームと漫画。だったのです。

 

そんなえいぷらすが趣味がゲーム配信と漫画になるのは至極当然の流れなのです。

 

さて、本ブログですが、

漫画の考察のブログになっております。

 

しかし、ストーリーについての考察ではありません!

漫画表現についての考察のブログになります。

 

とりあえずHUNTER×HUNTER。全話書いたろうと思っています。

 

漫画の表現が好きなんです。

ページのめくり、見開き、コマ割り、吹き出しなどなど、

漫画表現は視覚効果を揺さぶるものばかりです。

 

今後もたくさんの漫画を読んでいく所存でありますので、

本ブログをご贔屓に、よろしくお願いします。

 

あなたが漫画を読む時に、

少し、作者の凄さに触れられる

 

そんな考察をしていきたいです。

 

よろしくお願いします。

No.001 出発の日の、カメラワークとコマ割りの分析。

ハンターハンター第一話、No.001 出発の日

 

初投稿だ。このブログ自体の文体や、方向性を定めようと思い、このブログを立ち上げたきっかけであるハンターハンターの第一話を読みながら書く。

漫画の挿絵をスクショして貼ったりするのは著作の問題があるのでしないつもりである。

 

最初は大コマの使い方や、キャラの配置について触れようと思ったが、あるシーンが気になって方向性を修正した。

 

あと、書き終えたあと自分で気がついた。カメラワークとかその辺の勉強をしている人からしたら当たり前なのでは…?と。

なので、全くの素人が感じていることだということも事前に知っておいていただき、その上でこの漫画のシーンごとの見方、見せ方を読み取っていただきたい。

 

そのシーンというのが

14ページのゴンとミトさんがコマを隔てて向き合うシーンだ。

このシーンを考察していくと、コマの作り方と感情移入についてを考えざるをえなくなる。しかもそれが卓越した漫画表現であると私は思うのだ。

 

14ページ上のゴンの向きと、ミトさんの向き。

 

これは向かい合って会話する時には良くある構図だが、この後の群衆に無責任なこと言わないで!のシーン。

コマが分かれている。

向かって右に配置されたコマで無責任なことをいう群衆。

それに向かって振り返って無責任なこと言わないで!とミトさんが言う。

この時、ミトさんはゴンと向き合っていた時と、逆の方向に顔を向けている。

ここはゴンの視点からのコマが続いているのだ。

見つめ合っていることは前の2コマで示して、

村人がヤジ→ミトさんのセリフ

はゴンがそれを観ていると言う視点。ゴンに感情移入させたいのだ。

つまり、無責任なことをいうが、筋が通ったおじさん達と、心配してくれて約束したことを悩んでしまったミトさん、この両者の優しさや、関係性を感じるのだ。

 

だからこそ、言葉には責任を持たないとね!のセリフの後、ゴンは旅立ちをすこし後ろめたく思う。

ここに感情移入させるのだ。

 

育ての親であるミトさんの反対を押し切る、力強さと、約束を守った誠実さ、まっすぐさ。

これをこの第一話で見せつけるのだ。

 

誰かの視点のコマ

俯瞰(カメラで撮ったような視点)ののコマ

 

使い分けの意味。

 

感情移入させたい部分は、

その感情移入をさせる人の視点になることが多い。

冨樫先生は無意識にこれをやっているのか?それとも、意識して…?どちらでもいいがこんなのはレベルが高すぎる。

このブログを書こうと思って1発目でこんな発見があるとは、衝撃でしかない。

 

この感情移入の件、もう一つ気になったシーンは、ゴンがキツネグマの赤ちゃん(のちのコン)を抱きしめるシーン。

 

ここはコマをカメラワークで分けて解説してみよう。

 

俯瞰で撮るコマ

・ゴンがコンに駆け寄るコマ

・俺が育てるとゴンがカイトにいうコマ

 

カイト視点のコマ

・抱きしめるコマ①

・抱きしめ②(ゴンが引っ掻かれている)

・ゴンがカイトを睨みつける

 

このように分かれている。

俯瞰でのシーンは事実を伝えている。

ゴンが殺処分しようとしたカイトに先回りしてキツネグマの赤ちゃんに駆け寄る、

人間には懐かないから育てられないと忠告される。

カイト目線のシーンは

ゴンの感情を訴えている。

キツネグマの赤ちゃんを守りたい、攻撃されても我慢してでも、その決意がかたいことを目で訴えるのだ。

 

読者はカイトの目線に立つ。

キツネグマは懐かない、殺処分しなければならない状況、だがゴンの固い決意に心が揺らぐ。

 

しかも読者は知っているのだ。ゴンの野性性と、努力を。キツネグマにコンと名付け、大きく成長させる器量を。動物から好かれる本能を。

 

そして目を見てカイトはある事実に気づく。

数ページ前にミトさんが言っていた、

ジンの息子であると言う事実にである。

 

コマの中のカメラワークの意味に大きく感動を覚えた。そして伏線の貼り方に脱帽した。

 

この第一話は

ゴンがミトさんに別れを告げ、くじら島を出るところで終わる。

ミトさんに最後に駆け寄るゴンの書き方や

ジンの写真の使い方などまだまだ喋ることはたくさんありそうだ。

 

恐るべし。ハンターハンター

 

ハンターハンター電子書籍でも読めます。

第一話だけでも読む価値あり…!

 

今後も1話ずつ更新していくので、

一緒に漫画の世界を楽しもう!!

 

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